NHKのミニマリスト特集はボカロでいきなり消失から紹介するような暴挙だった
@pico_chicoです。NHKで放送されたミニマリストの特集がアレすぎて話題になってたみたいなので思ったことを書きます。(ちなみに、ボク自身はミニマリストでもなんでもありません。)
放送された例の方はミニマリストの中でも特殊
NHK「おはよう日本」内でミニマリスト特集が放送されたらしいのですが、ミニマリストの一例として家具どころかカーテンも何もないような部屋で正座してご飯を食べる様子(!)などが紹介されたようです。
ボカロでいきなり消失を紹介するような暴挙だと思う
これを見て何を思い出したかというと、かつて朝の某ラジオ番組*1でVOCALOIDというものを紹介するときに、あろうことかいきなり「初音ミクの消失*2」を流したんですよ。
ああいう曲ってボカロ聞く人でさえ賛否分かれる*3と思うし、ボカロを知らない人への紹介としてはこの上なく不適切じゃないかなぁと思った覚えがあります。
で、翻ってNHKの取り上げ方。もちろん、ボカロにもミニマリストにも何が不正解、とかいうものはないのでこんな原理主義的なミニマリズムというものも人によってはアリなんだとは思う。
けど、ですよ。この例だけ番組で紹介したら、よく知らない人はおそらく勘違いすると思います。ちょうどこんなふうに。
持ってる服の枚数でミニマリストかどうか決まるわけじゃない
例えば、自分の場合、冬は1メートル以上の雪が積もる地域に住んでいる。そういう場所だと、雪かきするための道具が必要だし、服だって雪かきする時用の厚手のコートや手袋、長靴などが必要だ。雪かき後は雪や汗でぐしょ濡れになるから、それをそのまま着て出かけるなどという事はできないからだ。つまり、「服は10着しか持たない」などというポリシーは通すことが出来ない。
ところで、この「服は10着しか持たない」の元ネタは例のベストセラー本ですね。
フランス人は10着しか服を持たない~パリで学んだ“暮らしの質"を高める秘訣~
- 作者: ジェニファー・L・スコット,神崎朗子
- 出版社/メーカー: 大和書房
- 発売日: 2014/10/23
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログ (17件) を見る
この本の内容自体も賛否両論あるので深く言及するのはまた別の機会にしますが、著者の方のTEDでのスピーチはとっても素敵で素晴らしかったので紹介しておきます。
この記事さえ読んだら、大事なのは持ってる服の枚数とか、そういうことじゃないということはすぐに理解してもらえるんじゃないかなーと思う。*4
「ミニマリストが今ブーム」という表現には違和感をおぼえる…
たしかに、言葉としてはにわかに流行ってるし持ち上げられてるとは思う。でも、たとえはじめはミーハー的興味から入ったとしても、本当に実践できるようになるとしたらいっときのブームなんかで終わらないと思うのです( ˙-˙ )。
とりあえず、今言いたかったことは以上です。