聴講した:夢眠ねむ×坂部三樹郎 トークショー
@pico_chicoです。聴講したトークショーの概要はこちら:
アイドルグループ『でんぱ組.inc』メンバーの夢眠ねむちゃんと ファッションブランド『Mikio Sakabe』デザイナー坂部三樹郎さんのトークショーを生中継!
ファッションやアートを切り口に、でんぱ組.incの衣装クリエイティブやコラボについてなど、 それぞれの視点からフリートークでお届けします。
目標はあくまで今のためにある
「目標を持つことはもちろん大事だけど、『今』を疎かにしてはいけない」、というのがこのトークショーの結論でした。なるほど……!
過去と未来をみんな気にするんだけど、過去は記憶でしかないし、未来もよくわからない。結局、いきものが生きているのは今の一瞬、瞬間瞬間でしかないわけですよ。今を大切に生きるってのが大事なんです。
そのほか、アイドル衣装の機能について、でんぱ組結成前の話、いま気になっているアートやファッションの話などなど。
---以下、個人的におもしろいと思った部分の抜粋メモ書きです。---
(※気になる方はニコ生のタイムシフトもしくはつべに上がってる非公式動画をどうぞ。)
「何かよくわからないけど好き」
gosha rubchinskiyって、いかにもロシアっぽい、ありそうな服で、シェイプとかもかっこよくない。サイズもデカいし。もちろん狙ってやってる。 現象として面白いんだけど、スーパーでも並んでそうな服に大金を出すのは理解できない。けど、何か気になる。 それと、コム デ ギャルソンがサポートしてるのもデカいよね。あ、これアリなんだみたいな。
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でんぱ組のことも、「好き」って言いづらかった人たちが、今は好きっておおっぴらに言いやすい空気になってる。その、ひっくり返る瞬間、過渡期がいちばんおもしろいと思う。
この、「何かよくわからないけど好き」っていうのもひとつキーワードでした。でんぱ組に対しても「『何がいいのかわからない、けど好き』っていう人が多いと思う。魅力が一口に説明できないところが逆にすごい魅力になってる」と坂部氏。
「それ、服じゃん!」
walter *1っていうアントワープの教師は、生徒が普通の服を作ると「それ服じゃん!」って怒ってた。
ねむきゅんの気になる発言抜粋
- メディアアートとかやってたけど、結局生身で表現したほうが早いし強いって思っちゃうタイプだから、アイドルになった
- インスピレーションは怒ってるときに降ってくる、書き留めてるうちに怒りが収まってくる
- でんぱでの活動以外に文章書いたり作品つくったりしたい、オリジナルの雑誌やりたい
- 前回の個展のあと、遺伝子にまつわる個展構想してたけど薬事法に引っかかりそうなことがわかってポシャった(!)
- テーマカラーのミントグリーンは、ルーツを辿ると実家のお風呂の色だった
終わりに:
中継されてた分だけで2時間もあって、内容全部まとめるのはしんどいのでやりませんが、興味深い内容がぽんぽん飛び出ておもしろかったのでぜひ。
ちなみにこの日の衣装は、卒制で使っていた布や、最初期の衣装などを再構築してつくってもらったものだとか。
↑一部にはとっても有名かもしれない『あいどる☆はうす ver.夢眠ねむ』。
*1:walter van beirendonck